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滋味如桃源

電子的高級洗練世相講談

何がポケモンだ馬鹿野郎

 ポケモンスマホゲームが日本でも配信された、と夕方のテレビニュースは大騒ぎだ。最初にアメリカで配信が始まり、本当かどうか知らないが大変に話題となったそうで、いつ日本配信となるか、なーんて煽っておいて、今日の午後などはネットのアラートで臨時ニュースが出たりして、一体何をやっているのかと思う。

 企業は今後このゲームを世界中に無料で配信して、その中で課金したりしながら儲けていくつもりなのだろうけれど、これが日本のIT技術の証明になるんだろうか。ただ世界中に害悪をまき散らしているだけじゃないのか。
 ゲームってのは本当に死に金というか死に時間というか、気晴らしのために何時間やったところで、何も残らない。多少指先の運動ぐらいにはなるかも知れないが、何か知識が身につくとか、語学が上達するとか、ゲームをやってる当人のために得するようなことが何もない。ただ一定の時間、暇を潰した、気晴らしをした、というだけだ。未来へ向けて役に立つような何かが得られるわけじゃない。いい大人がガキ丸出しでへらへらして、ただそれだけなのである。
 もう行き着くところまで行ってしまって、誰も危機感なんて感じないし、マスコミがハメルンの笛吹よろしくプープカプーと騒ぎ立てれば、簡単に「社会現象」が捏造され、人々はそれに従ってしまう。その先に何が待っているのか、仕掛けているのは誰なのか。人々はそれに気づこうともしない、考えようともしない。目先の大騒ぎに、我先とばかり飛びついて駆けまわって泣き叫んで、気がつけば空虚な自分が端末を握りしめて立っているだけ、ということになるのではないか。一体、何回騙されれば気がつくんだろう? そんなことをやってる場合なんだろうか?