滋味如桃源

電子的高級洗練世相講談

思想調査の季節

 選挙といって思い出すのは、街頭に貼られるポスターだろう。それも公式の掲示板に貼られた候補のそれではなく、一般の住宅の壁や窓ガラスに貼られている政党のポスターに目がいく。

 特に気になるのは、仏教系新興宗教のあの党だ。下駄の雪党、自称詩人で芸術家、大長編ベストセラーの作家であるという名誉会長がずっと平和主義を唱えてきたのに、生きているのか死んでいるのか、まさに神かくしならぬホトケ隠しみたいなもので、表に出てこなくなったと思ったらその思想もどこかへ行ってしまい、残った奴らは悪質なファシストの一味となって恥じるところがない。もし大日如来様がおわしましますならば、彼らにこそその身がはじけ飛び消滅するような仏罰を与えていただきたいものだと思うのだけれど、あのポスターはあまり金持ちの家には貼られていないのが不思議だ。
 お布施にカネを持っていかれるのか、何を作っているのかわからない古工場(ふるこうば)やペンキの剥げ色あせた商店、築40年ぐらいのボロアパートの2階あたりに堂々と主張しているのであって、これを見て経済が上向いているとか嘘を言い張ったところで、そのデタラメがよくわかるというものである。
 特にそれがご近所に貼られていたりすると、へえ、この家はアレだったんだ、と新たな発見をすることになる。もちろん現代の東京砂漠である、口などきいたこともないけれど、あそうなんだ、何かあってもかかわらないほうがいいな、特に電話番号は絶対に教えないようにしようと思う。

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