滋味如桃源

電子的高級洗練世相講談

NPR

 NPRを聞くと、日本のラジオのひどさがわかる。日本のラジオ番組は単なるジュークボックスでしかない。ごくまれに政治や社会問題を扱うものもあるが、全体から見ればあまりにも数が少なすぎる。しかも「みなさまの」を自称する公共放送が、簡単に政治権力の御用放送に成り下がってしまい、絶望するしかない。本当にひどいと思う。

 一時、日本でも地域FMと称するものが全国各地にできたが、彼らが何をやっているのか。結局地元の目立ちたがり屋が出てきて、テレビタレントの真似でしかない「軽快なトーク」をして歌謡曲を流しているだけ、つまり民放の真似をしているだけなのだ。アマチュアのラジオごっこを聞いて、何が面白いのか。

 そもそも、彼らはラジオが世界でどのように使われ、報じられているのかを知らないのではないか。なぜ知らないのだろう。「学生時代に夜更かしして聞いたオールナイトニッポンの思い出」程度のことしか、知識として持ちあわせていないのではないか。それが本当のところではないのか。

広告を非表示にする